【修善寺】赤蛙公園

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修善寺温泉街の隠れた文学スポット

赤蛙公園は、修善寺温泉街の西端にある滝下橋のほとりに位置する静かな小公園です。昭和19年(1944年)に作家・島木健作が胸部疾患の療養のため修善寺を訪れた際、桂川で向こう岸に渡ろうと一生懸命に泳ぎ続ける一匹の赤蛙との出会いから生まれた名作短編小説「赤蛙」にちなんで整備されました。死期の近かった健作が、力の限りを尽くして運命に従順に生きる蛙の姿に深い感動を覚え、帰京後に執筆したこの作品は転向文学の代表作として高く評価されています。

公園は桂川沿いの緑豊かな自然に囲まれた癒しのスポットとして親しまれており、春には美しいしだれ桜が可憐な花を咲かせます。特に初夏の5月下旬から6月中旬にかけては「ほたるの夕べ」が開催され、公園内のビオトープで無数のホタルが幻想的な光の舞を繰り広げる修善寺温泉の風物詩となっています。20時頃が鑑賞のベストタイムで、桂川のせせらぎをBGMに静寂な夜のひとときを楽しめます。

竹林の小径からも近く、修善寺温泉散策の際の立ち寄りスポットとして最適です。日中は川沿いでのんびりと過ごせる憩いの場として、夜間は竹林のライトアップとともにホタル観賞を楽しめる特別な空間として、一年を通して多くの観光客に愛されています。文学史に名を残す名作の舞台となった歴史的価値と、自然の美しさが調和した赤蛙公園は、修善寺の奥深い魅力を感じられる貴重なスポットです。

基本情報

料金
無料
住所
静岡県伊豆市修善寺
電話番号
0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
営業時間
24時間
定休日
年中無休
交通アクセス
電車:伊豆箱根鉄道「修善寺駅」からバスで約10分、「小山」バス停下車、徒歩約9分
:修善寺駅より7分
駐車場
なし
※営業時間や定休日、料金など変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。

マップ

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