【修善寺】饅頭総本山源楽 修善寺本店

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修善寺名物の真っ黒な胡麻饅頭が味わえる老舗

修善寺温泉街の心臓部、弘法大師空海が開創した古刹「修禅寺」の門前に佇む「饅頭総本山源楽 修善寺本店」は、修善寺を代表する和菓子の名店です。静岡県伊豆市修善寺967に位置し、修禅寺から徒歩わずか数歩という絶好のロケーションにあるこの店は、修善寺温泉観光の際には必ず立ち寄りたい老舗として地元の人々や観光客に愛され続けています。

「饅頭総本山」という堂々たる店名が示すように、こちらは饅頭の専門店として確固たる地位を築いており、店内には蒸したての饅頭が次々と店頭に並びます。歴史を感じる趣のある店構えは、修善寺の古き良き温泉街の雰囲気を醸し出し、観光客の目を引くランドマーク的存在となっています。

店の最大の名物といえば、修善寺名物として絶大な人気を誇る「源楽胡麻饅頭」です。この饅頭の最大の特徴は、生地も餡も真っ黒であることです。竹炭を練り込んだ生地と、職人が絶妙な配合で黒胡麻を練り込んだ餡により生み出される、黒く美しい艶のある外観は、初めて目にする人に強烈なインパクトを与えます。「最初にこのおまんじゅうをお土産としてもらった時は『なんじゃこりゃ?真っ黒?』と思いましたが、食べてみたらこれはまたびっくりするほど美味でした」という口コミが示すように、見た目の驚きから一転、その美味しさに感動する人が後を絶ちません。

源楽胡麻饅頭の美味しさの秘密は、職人の手による丁寧な製法にあります。竹炭を練り込んだしっとりとした生地は、モッチリとした独特の食感を生み出し、黒胡麻たっぷりの餡との境界が分からないほど滑らかな一体感を実現しています。黒胡麻の香ばしさとコクが口いっぱいに広がり、控えめな甘さの中に深い味わいが感じられる逸品です。

店内では胡麻饅頭以外にも豊富な種類の饅頭を取り揃えています。青々としたよもぎをたっぷり練り込んだもっちり皮と素朴な粒餡の「よもぎ饅頭」、独特の風味と香りが魅力の「黒糖饅頭」、栗餡が包まれた「モンブラン風」など、季節に応じて様々な味わいを楽しむことができます。また、黒米を使った蒸しカステラ「修善寺絵巻」も人気商品の一つで、パッケージには修善寺や弘法大師のイラストが描かれ、お土産としての魅力も十分です。

源楽の特筆すべきサービスの一つが、看板商品の胡麻饅頭を丸ごと一個試食として提供していることです。「試食に丸々一個勧められました、たしかに、驚きです。でも、おいしくいただけました」という口コミが多数あるように、この太っ腹なサービスにより、多くの観光客が購入前に味を確認でき、その美味しさに納得してお土産として購入していく光景が日常的に見られます。

近年人気を集めているのが「夢うさぎ」という新商品です。スノーボールやポルポローネのようなクッキータイプのお菓子で、きな粉、抹茶、紅富貴紅茶の三種類があります。バターバターしていないさっぱりとした生地に、香料を使わずに風味豊かに仕上げられており、パッケージもほどよく和でおしゃれなデザインが評判です。4個買うと1個おまけという特典もあり、現在多くの観光客に選ばれています。

営業時間は午前9時30分から午後4時30分まで(売り切れ次第終了)で、年中無休で営業しています。特に胡麻饅頭は地元の人にも観光客にも愛され、売り切れ次第終了となるため、早めの来店がおすすめです。価格は胡麻饅頭6個入りで780円(税別)と、お土産として手頃な価格設定も魅力の一つです。

ただし、饅頭類は日持ちが3日間と短いため、購入後は早めに召し上がるか、適切な保存が必要です。一方で、修善寺絵巻などの焼き菓子類は2週間程度日持ちするため、遠方へのお土産にも適しています。

テレビ東京の「土曜スペシャル」や「にっぽん!いい旅」、雑誌「OZ TRIP」などメディアでも頻繁に取り上げられ、修善寺土産の代表格として全国的な知名度を誇ります。修善寺温泉の2大ブランドの一つとして、地域の観光振興にも大きく貢献している存在です。

修善寺温泉を訪れた際には、修禅寺参拝とともに、この歴史ある饅頭専門店にぜひ立ち寄ってみてください。真っ黒な胡麻饅頭の衝撃的な見た目と、それを上回る美味しさは、きっと修善寺旅行の忘れられない思い出の一つになることでしょう。職人の技と伝統が詰まった和菓子の数々は、修善寺の温泉文化と歴史を味わいとともに感じさせてくれる、特別な体験を提供してくれます。

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