源頼朝が20年間過ごした配流の地に建つ歴史公園
蛭ヶ島公園は、平治の乱で平清盛に敗れた源頼朝が配流された地として知られる歴史公園です。1160年(永暦元年)、頼朝は14歳で伊豆国の蛭ヶ小島に流され、34歳で挙兵するまでの20年間をこの地で過ごしました。当時は狩野川の中州のような島だったとも言われています。頼朝は平清盛の継母・池禅尼の命乞いにより奇跡的に助命されましたが、流刑地であるこの地で北条政子と出会い結婚し、やがて平家を倒す源氏再興の挙兵へとつながっていきます。公園は平成15年から16年度にかけて整備され、既存の文化財を活かした歴史巡りの拠点として多くの観光客が訪れています。
公園内には、富士山を眺めるように立つ源頼朝と北条政子のブロンズ像「蛭ヶ島の夫婦(ふたり)」があります。この像は頼朝31歳、政子21歳の姿をイメージしたもので、仲睦まじく寄り添う二人の姿が印象的です。また、江戸時代の学者・秋山富南が「蛭ヶ島はこの付近にあった」と推定し、1790年に建立された「蛭島碑記」の石碑が残されており、伊豆の国市指定有形文化財となっています。この石碑は韮山代官の江川家の家臣が建立したものとされています。
公園内には江戸時代中期の農家「上野家住宅」を移築した茅葺き屋根の建物があり、静岡県の有形文化財に指定されています。内部は歴史民俗資料館として開放されており、民具や農具などが展示されています。また、無料休憩所「蛭ヶ島茶屋」があり、無料のお茶サービスを受けられるほか、軽食も楽しめます。茶屋では成願餅などの名物も味わえます。公園周囲は田園風景が広がり、その先に富士山の裾野が美しく広がる景観も魅力です。芝生広場もあり、のんびりと散策を楽しめる憩いの場となっています。
基本情報
| 料金 |
| 無料 |
| 住所 |
| 静岡県伊豆の国市寺家334 |
| 電話番号 |
| 055-949-5582 |
| 営業時間 |
| 24時間 |
| 定休日 |
| 無休 |
| 交通アクセス |
| 電車:伊豆箱根鉄道「韮山駅」から徒歩約12分 車:伊豆長岡駅より6分 |
| 駐車場 |
| あり |
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