【修善寺】泊まれる廃墟ぐんじょう

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老舗旅館が蘇った修善寺温泉街のアンティーク宿

修善寺温泉街の中心地にある「泊まれる廃墟ぐんじょう」は、約10年前に廃業した老舗旅館「指月荘」を7年の歳月をかけて改装したユニークなアンティーク宿です。構想5年・工事2年という長期プロジェクトを経て誕生したこの宿は、修善寺の名所「指月殿」と頼家公の墓所に隣接する閑静な高台という絶好の立地にあります。

フロントを持たない無人スタイルで運営され、各部屋にはヨーロッパのアンティークドアとスマートロックが設置されており、タブレットでのチェックインシステムを導入した現代的な利便性を備えています。客室は畳敷きの和室で、懐かしさと温かみを感じられる空間となっており、まさに「暮らすように泊まる」というコンセプトを体現しています。

各部屋には個別の温泉浴室が完備されており、24時間いつでも修善寺温泉を堪能できるのが最大の魅力です。昔ながらの懐かしい湯船で、ゆっくりと温泉につかりながら修善寺の鐘の音に耳を傾ける贅沢な時間を過ごせます。宿泊者専用の庭園や中庭には存在感のある2本の巨木があり、四季折々の自然美を楽しむことができます。

1階にはコーヒーショップやリサイクル着物店などのテナントが営業しており、今後はラウンジやレンタルギャラリーもオープン予定で、アート作品の個展や展示販売なども行われる文化的な複合施設として進化を続けています。