【下田】上原美術館

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仏教美術と近代絵画の調和

静岡県下田市に位置する上原美術館は、仏教美術と近代絵画のコレクションで知られています。上原小枝の故郷の文化発展を願って設立されたこの美術館は、その独自の展示内容と教育活動で、多くの来館者を魅了しています。

美術館の収蔵品は、平安時代から現代に至るまでの仏教美術と、印象派から日本の近代絵画に至るまでの幅広い作品群です。特に、平安時代の十一面観世音菩薩立像や、鎌倉時代の阿弥陀如来立像などの重要文化財が展示されています。また、奈良時代の古写経や江戸時代の禅画も見どころの一つです。

近代絵画のコレクションも充実しており、マティス、ピカソ、ルノワールといった西洋の巨匠たちの作品に加え、安井曽太郎や須田国太郎、小林古径といった日本の近代絵画も展示されています。これらの作品は、時代と地域を超えて人々に深い感動を与えるものです。

また、上原美術館は地域教育にも力を入れており、出張授業や職場体験、ワークショップなどを通じて地元の文化発展に寄与しています。特に、美術や仏教に関する授業やアトリエ教室は、子どもから大人まで幅広い世代に人気があります。

上原美術館は、仏教美術と近代絵画の調和を楽しむことができる特別な場所です。下田市を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってその美の世界に浸ってみてください。

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