【伊豆長岡】眞珠院

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八重姫の守護が息づく古刹

伊豆長岡の守山の山裾に佇む眞珠院は、鎌倉時代に真言宗として開創され、室町時代に曹洞宗に改宗された歴史ある寺院です。山門を入ってすぐ右側にある「八重姫御堂(静堂)」には、源頼朝との悲恋に身を投じた伊東祐親の娘・八重姫が祀られています。頼朝を慕って北条館を訪れた八重姫は、頼朝が北条政子と結ばれていることを知り、寺の前にある真珠ヶ淵に身を投じたと伝えられています。

御堂の前には「せめて梯子があれば姫を助けられたものを」という里人の思いから、今も小さな梯子が奉納されています。願いが叶った時のお礼として梯子を供える「梯子供養」という独特の風習が残されており、女性の守護神・パワースポットとして今も多くの参拝者が訪れます。境内には1302年銘の定仙大和尚塔、1335年銘の宝篋院塔と五輪塔など、町指定文化財も数多く残されています。

毎年4月の第2日曜日には八重姫供養祭が執り行われ、山門入口の広場では縁日が開かれ、境内ではお抹茶の無料提供もあります。枯山水を思わせる石庭と手入れの行き届いた境内は、優しく静かな雰囲気に包まれ、御朱印も丁寧に書いていただけます。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地としても注目を集め、北条義時の叔母にあたる八重姫の物語を肌で感じられる貴重な史跡です。

基本情報

料金
無料
住所
静岡県伊豆の国市中條2
電話番号
055-949-0331
営業時間
24時間
定休日
年中無休
交通アクセス
電車:伊豆箱根鉄道「伊豆長岡駅」からバスで約4分、「小学校前」バス停下車、徒歩約4分
:伊豆長岡駅より6分
駐車場
なし(近隣に公共駐車場あり)
※営業時間や定休日、料金など変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。

マップ

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