数寄屋造りの全室離れで味わう極上の隠れ家体験
修善寺温泉の奥座敷に佇む「修善寺 離れ宿 鬼の栖」は、風情漂う日本庭園と一体となった全7室の大人の離れ宿です。修善寺駅からタクシーで約10分の静寂に包まれた立地で、瀬戸内寂聴の作品名に由来する美しい名前を持つこの宿は、五感を満たす贅沢な時間を提供します。
鬼の栖の最大の特徴は、すべての客室が数寄屋造りを基調とした離れ形式となっていることです。全7室(一部では9室と記載)の客室は、それぞれ異なる趣向を凝らした設えで、「嵐山」「鞍馬」「下鴨」「酔芙蓉」など、古都の雅やかな地名を冠した部屋名が付けられています。各客室には専用の露天風呂または内風呂が備えられており、名湯・修善寺温泉を心ゆくまで楽しむことができます。特に「鞍馬」の客室では内風呂と外風呂の両方を楽しめ、「下鴨」では開放的な専用露天風呂で坪庭を眺めながらの入浴が可能です。
宿を取り囲む日本庭園は、苔むした庭石と庭内を流れる水音が織りなす幻想的な空間を演出しています。水の流れ、銘石、灯籠、庭木が絶妙に調和した庭園は、季節ごとに表情を変え、客室のリビングから眺める景色は何度訪れても新たな発見があります。驚くほどの静寂に包まれた環境で、風のそよぎ、水のせせらぎ、鳥の歌声だけが心地よく響く極楽の時空間を体験できます。
修善寺温泉は平安時代の807年、空海(弘法大師)が独鈷杵で桂川の岩を突いて湧出させたと伝えられる歴史ある名湯です。開湯から1,200年を超える歴史を誇り、pH値8.6のアルカリ性単純温泉は無味無臭で刺激が弱く、肌に優しい湯あたりが特徴です。美肌効能が高いとされるこの温泉は、皮脂の汚れを落としながら中和し、肌をツルツルとやわらかく整えてくれる美人・美肌の湯として親しまれています。
お料理は料理長が一品一品心を込めて創り上げる本格の懐石料理で、日本各地から季節ごとに一番美味しい旬の食材を取り寄せています。和食の伝統技法を重んじながら、季節の巡りと食材との出会いに遊び心を重ねたここにしかない味わいを提供します。毎日精米したお米を使用し、夕食時には季節の炊き込みご飯、朝食時には炊きたての白米を味わえます。鰹節も毎日削りたてを使用してお出汁を取るなど、料理人の「ひと手間」を惜しまない思いが込められています。お客様からも好評の手製わらび餅も宿の自慢の一品です。
夕食会場「酔芙蓉」では、玄関前に実際に酔芙蓉の花が咲き、飾り障子で仕切られた和のしつらえの中で懐石料理を楽しめます。スタッフが選ぶペアリングも人気で、シャンパンから日本酒、ワインまでジャンルにとらわれない選択で料理をより一層引き立てます。
客室にはテレビを置かず、静寂を大切にした空間づくりを徹底しています。必要な方には貸出用テレビも用意されていますが、多くの宿泊客は自然の音に耳を傾け、デジタルデトックスの時間を過ごしています。全室にWi-Fi環境は整備されているものの、日常の喧騒から離れた特別な時間を過ごすことができます。
バレーサービスも提供されており、車での到着時には荷物の移動の手間を省くことができます。無料駐車場も完備されており、15台まで先着順で利用可能です。修善寺の主要観光スポットへのアクセスも良好で、竹林の小径まで徒歩約9分、独鈷の湯まで徒歩約10分、修禅寺まで徒歩約10分と、温泉街散策の拠点としても最適です。
夜の修善寺温泉街は昼間とは一転して幻想的な雰囲気に包まれ、桂川沿いの竹林の小径では地元の切り絵作家による作品がライトアップされ、恋の橋めぐりをモチーフとした美しい光景を楽しめます。宿から竹林の小径まではゆっくり歩いて15分ほどで、夜の散策後は客室の露天風呂で冷えた身体を温めるという贅沢な時間を過ごせます。
鬼の栖では、マツヤニホットセラピー、クレイセラピー、脳洗浄などの特別な施術も客室で受けることができ、心身ともにリフレッシュできるオプションも充実しています。チェックインは15:00から18:00、チェックアウトは11:00となっており、夕食の開始時間は18:00、18:30、19:00から選択可能です。
修善寺 離れ宿 鬼の栖は、和風旅館としての伝統的な姿を継承しながら、現代の洗練されたサービスを提供する数少ない宿の一つです。文芸の鬼才たちが愛した「鬼の栖」の名にふさわしく、日本の美しさと安らぎを感じられる極上の隠れ家として、忘れられない滞在体験を約束します。
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