【伊豆長岡】韮山反射炉

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江戸の技術が今に残る世界遺産

2015年に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録された韮山反射炉は、江戸時代末期に建設された大砲鋳造のための溶解炉です。江戸時代末期、欧米諸国の開国要求に対抗するため、韮山代官・江川太郎左衛門英龍が幕府に進言して築造されました。熱をアーチ型の天井に反射させて鉄の溶解温度を得る構造から「反射炉」と名付けられ、実際に稼働した反射炉として国内で唯一ほぼ完全な形で現存する貴重な産業遺産です。

高さ約16メートルの煙突と耐火レンガで積み上げられた炉体は、幕末期に建設されたとは思えないほど堂々とした佇まいです。外側は伊豆石、内側は耐火レンガのアーチ積みという構造で、千数百度の高温に耐える技術力の高さが窺えます。併設のガイダンスセンターでは、韮山反射炉築造の時代背景や出土した遺物が展示されており、大スクリーンでの映像演出で当時の製鉄技術や産業システムを分かりやすく学べます。

無料のガイドサービスも充実しており、約20分程度で反射炉の仕組みや歴史的背景を丁寧に説明してくれます。見学所要時間は30分から1時間程度で、隣接する茶畑の高台からは富士山と韮山反射炉を同時に望める「W世界遺産」の絶景撮影スポットもあります。伊豆長岡を訪れたら必ず立ち寄りたい、日本の近代化の歴史を肌で感じられる貴重なスポットです。

基本情報

料金
大人:500円
小中学生:50円
住所
静岡県伊豆の国市中270
電話番号
055-949-3450
営業時間
3月〜9月 9:00〜17:00
10月〜2月 9:00〜16:30
定休日
毎月第3水曜日、年末年始(12月31日~1月1日)
交通アクセス
電車:伊豆箱根鉄道「韮山駅」から徒歩約20分
:伊豆長岡駅より4分
駐車場
あり
公式サイト
国指定史跡韮山反射炉
※営業時間や定休日、料金など変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。

マップ

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