漆喰の芸術が語る江戸の風情
松崎町の「なまこ壁通り」は、江戸時代から続く伝統的な建築技法「なまこ壁」を見事に残しています。この通りは、四角い平瓦を並べ、その継ぎ目を漆喰でかまぼこ型に盛り上げた特徴的な壁が連なる美しい街並みで、多くの観光客を魅了しています。
なまこ壁は、防火・防風のために江戸時代に発展した技術で、特に松崎町では冬に吹く強い西風から建物を守るために広く用いられました。漆喰で継ぎ目を覆うことで、瓦の接合部が強化され、風雨や火災から建物を守る効果があります。この美しい漆喰のデザインは、実用性と美観を兼ね備えており、まさに職人技が光る伝統の技法です。
なまこ壁通りには、薬学の権威・近藤平三郎の生家など、歴史的な建物が点在しています。彼の生家は外観のみの見学となりますが、その美しいなまこ壁を間近で見ることができます。また、松崎町出身の漆喰芸術の名工・入江長八の影響も色濃く残っており、その芸術作品を通じて当時の文化や技術を感じ取ることができます。
さらに、松崎町には観光客向けのガイドや体験プログラムも充実しており、なまこ壁をテーマにしたまち歩きツアーなども楽しめます。観光協会の案内所や休憩所が近くにあるため、散策途中の情報収集や休憩に利用することができ、観光をさらに充実させることができます。
なまこ壁通りは、歴史と美しさを兼ね備えた素晴らしい観光スポットです。江戸時代の風情を感じながら、ゆったりと散策してみてください。
料金 |
無料 |
住所 |
静岡県賀茂郡松崎町松崎216 |
電話番号 |
0558-42-0745(松崎町観光協会) |
営業時間 |
24時間 |
定休日 |
無休 |
交通アクセス |
バス:東海バス松崎ターミナルから徒歩約14分、または西伊豆東海バス「商店街口」停留所から徒歩約2分 |
駐車場 |
あり(無料) |
公式サイト |
松崎町観光協会 |
マップ
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